マンション購入価格を年収からシミュレーション!無理なく返済できる金額とは?
目次
まずは、マンションに設置されたゲストルームの特徴や料金相場などの基本的な内容を解説します。
ゲストルームとは、マンションの区分所有者が利用できる宿泊施設のことです。
マンションの共用部分に設置されており、居住者のもとに訪れた親族や友人などの来客に宿泊してもらうことができます。
内装や設備、設置されているものは、マンションによって異なりますが、テーブルやテレビ、エアコンなどの生活必需品は備え付けられているのが一般的です。
マンションによっては、バスルームやトイレ、キッチンなども設置されています。
また、高層階に設置された眺めのよいゲストルームや、ホテルのようなゲストルームなど、さまざまな種類があります。
ゲストルームの運営費用は、マンションの区分所有者が毎月支払う管理費から賄われますが、利用する際は基本的に別途で料金がかかります。
料金設定はマンションによって異なりますが、1泊あたり数千円が一般的です。また、宿泊する人数によって、利用料金が変わることもあります。
支払われた利用料金は、タオルやシーツ、枕カバーなどのリネン類を交換するための費用や、室内の清掃費用などに充てられます。
ゲストルームを設置するためには、マンションに一定のスペースを確保しなければなりません。また、ゲストルームの維持・管理にはコストがかかります。
そのためゲストルームは、大規模マンションやタワーマンションに設置されている傾向にあります。
これらのマンションは、ゲストルームを設置するスペースを確保しやすく、1戸あたりが負担する維持・管理コストも割安で済むためです。
マンションのゲストルームを利用する主なメリットは以下の3点です。
いくら親しい間柄であっても、人の家に泊まらせてもらうのは、何かと気を使うものです。
ホテルや旅館などに宿泊してもらう場合、別途手配する必要がある上に、移動の手間も生じる可能性があります。
マンションのゲストルームを利用するのであれば、来客が居住者の部屋に泊まる必要はありません。
また、宿泊施設の予約や移動も不要になるため、遠方から来た親族や友人などを気軽に招待しやすくなります。
さらには、通常の宿泊施設に比べてリーズナブルな価格で泊まれることもあるため、来客側の金銭的な負担も軽減できます。
来客を自宅に泊めるとなると、ベッドや布団など 来客が寝るためのスペースを確保しなければなりません。
その点、マンションにゲストルームが設置されていれば、寝具やリネン類などを準備したり、寝るスペースを確保し なくてよくなります。
また、マンションの近くにホテルや旅館などがなかったとしても、ゲストルームに宿泊してもらうのであれば、遠方の宿泊施設まで送り迎えをすることもなくなります。
ゲストルームは、基本的には居住者の来客に使用してもらうために用意される施設ですが、管理規約で定められる範囲内で入居者自身が利用することも可能です。
例えば、友人・知人と茶話会やホームパーティなどを開く場所として、ゲストルームを活用するのもひとつの方法です。
また、管理規約で禁止されていないのであれば「気分転換に自宅とは別の場所で寝泊まりをしたい」「たまには自分1人の時間が欲しい」といったときに、ゲストルームを利用する方法もあります。
ゲストルームの一般的な利用手順は、以下のとおりです。
まずは、管理人室やフロント、居住者専用サイトなどで空き状況を確認し、利用が可能であれば予約をします。
予約をする際は、チェックインとチェックアウトの時間、備え付けられているアメニティ( シャンプー、歯ブラシなど)の種類をよく確認しておくとよいでしょう。
ゲストルームを利用する当日を迎えたら、指定の時間に管理人室やフロントなどで、鍵を受け取ります。
多くのマンションでは、ゲストルームの鍵を受け取る際にタオルやシーツなどのリネン類をレンタルできます。
※ゲストルームにリネン類があらかじめ設置されているケースもあります
鍵を受け取ると、決められたチェックアウトの時間まで、ゲストルームを利用できるようになります。
利用が終了したら、管理人室やフロントなどに鍵を返却しましょう。
ゲストルームを退去するときは、室内にあるゴミをすべて持ち帰り、室内に設置されていたものは元の位置に戻します。
予約の方法や手順、利用料金の支払方法などはマンションによって異 なるため、事前に確認しておくことが大切です。
ゲストルームを利用する際は、以下の3点に注意が必要です。
ゲストルームはマンションの共用施設であるため、他の入居者の予約でいっぱいであると利用できません。
とくに、連休や年末年始、週末などは、ゲストルームの予約が埋まりやすくなります。
ゲストルームを利用したい日程が決まっている場合は、できるだけ早めに予約を取ることをおすすめします。
ただし、ゲストルームを利用する日が確定していないにもかかわらず、むやみに予約をするのは避けましょう。
他の入居者に迷惑がかかる可能性があるだけでなく、利用する日を迎える直前にキャンセルをすると解約金がかかることもあります。
マンションの管理規約には、ゲストルームの利用可能な時間帯や人数、禁止事項などが定められています。
「深夜や早朝に大声で会話する」「宿泊可能な人数を超えて利用する」など、管理規約で定められたルールに反する行為はしないようにしましょう。
また、民泊など営利目的でゲストルームを第三者に貸し出すことは、多くのマンションで禁止されています。
管理規約を守らずにゲストルームを利用すると、他の入居者や管理組合とのトラブルになりかねません。
ゲストルームを利用する際は、事前に管理規約を確認し、ルールを守ることが大切です。
ゲストルームに置かれている歯ブラシやシャンプーなどのアメニティは、マンションによって異なります。
一般的なホテルや旅館のように、すべてのアメニティが備え付けられているとは限りません。
ゲストルームを利用する際は、事前にアメニティの有無を確認し、必要なものは来客者に持参してもらうようにしましょう。
また、家族や友人などを招く側が、ゲストルームに備え付けられていないアメニティを準備しておくのも方法のひとつです。
マンションにゲストルームが備え付けられていれば、離れた場所で暮らす親族や知人などをより気軽に招待できるようになります。
また、来客が寝るための寝具やスペースを確保する必要もなくなるため、居住者側の負担を減らすことも可能です。
親族や友人を自宅に招待する機会が多いと思われるのであれば、ゲストルームの有無や部屋の種類、利用料金なども基準にマンションを選んではいかがでしょうか。