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2025/12/262025/12/26

新築マンション内覧会のチェックリスト!持ち物や後悔を防ぐポイントも解説

写真:新築マンション内覧会のチェックリスト!持ち物や後悔を防ぐポイントも解説
新築マンションを購入した場合、入居前に「内覧会」が実施され、室内の仕上がりや共用部分などを確認できるのが一般的です。

内覧会では、限られた時間で「間取りや設備が契約通りであるか」「キズや汚れ、不具合がないか」など、さまざまな項目を確認する必要があります。

本記事では、内覧会で確認するべき具体的な項目や、当日の持ち物などを解説します。

新築マンションの内覧会は購入した物件の確認

新築マンションの内覧会とは、物件の引き渡し前に室内(専有部分)や共用部分が契約通りの状態であるかを確認する場のことです。

購入したマンションの状態を事前に確認できる唯一の機会となります。

内覧会で確認できるものは以下のとおりです。

  • マンションの状態や仕上がり
  • オプションが契約通りに反映されているか
  • 間取りや設備が図面通りであるか
  • 床のキズやクロスの汚れ、建具の不具合などがないか
  • カーテンや家具・家電を配置するための室内の寸法  など

もしマンションの入居後にキズや不具合を発見しても、引っ越し作業や入居後の生活でついたものなのか、それとも施工不良なのかの区別が難しくなります。

不具合がマンションの引渡し後に生じたものであると判断されると、原則として無償での補修を受けられません。

入居後に気持ちの良い生活を送るためにも、内覧会では室内をすみずみまで確認して気になる点は遠慮せずに指摘し、破損箇所や不具合などがあれば修理等の対応を依頼しましょう。

新築マンション内覧会チェックリスト

新築マンションの内覧会で確認すべき項目は多岐にわたるため、ただ漠然と室内を眺めているだけではキズや不具合を見落としてしまいかねません。

以降では、玄関からバルコニーまで、場所ごとに確認すべきポイントを紹介します。

玄関のチェックポイント

玄関では、以下のチェックリストをもとに確認作業を進めるとよいでしょう。

玄関のチェック項目 チェック内容
玄関ドア ・開閉がスムーズか

・鍵の回り具合に問題がないか

・異音の有無

収納 ・扉がスムーズに開閉できるか、取っ手に緩みがないか

・棚板のガタつき・ズレがないか

・棚受けの欠損がないか

・汚れやキズがないか

床面(タイル) ・ひび割れ、欠け、浮き、踏んだときの異音がないか

・目地の仕上げムラや隙間がないか

壁・天井 ・クロスの剥がれ、浮き、汚れ、継目のズレがないか

・巾木の取り付け不良がないか

インターホン ・取り付け位置は図面通りか

・モニターの映像は問題なく映るか

・呼び出し音は正常に動作しているか

 

玄関のドアを開け閉めして、重すぎたり異音がしたりしないか、鍵の施錠と開錠がスムーズに行えるかを確かめましょう。

床のタイルや石材にひび割れがないか、目地(タイルの継目)が埋まっているかを目視で確認することも重要です。

廊下のチェックポイント

廊下については、以下の点をチェックしましょう。

廊下のチェック項目 チェック内容
収納 ・扉がスムーズに開閉できるか、取っ手に緩みがないか

・棚板のガタつき・ズレがないか

・棚受けの欠損がないか

・汚れやキズがないか

・歩行時の床鳴り、たわみがないか

・床材の浮き、キズがないか

・傾きがないか

壁・天井 ・クロスの剥がれ・浮きがないか

・継目のズレがないか

・キズや汚れがないか

スイッチ・インターホン ・図面通りの位置に設置されているか

・スイッチが適切に反応するか

 

廊下の上を歩き、床鳴りやたわみなどがないかよく確認してみましょう。

廊下の照明スイッチやインターホンが、図面通りの位置に設置されているかも忘れずに確認することも重要です。

リビング・居室のチェックポイント

リビングや居室は過ごす時間が長く、床や壁の仕上がりが生活の快適さにつながるため、以下の点をよく確認しましょう。

リビング・居室の確認項目 チェック内容
窓・サッシ ・開閉に余分な抵抗がないか

・クレセント錠が正常に動作するか

・サッシや網戸にゆがみ・破れがないか

・ガラスにキズ・歪み・割れがないか

・すきま風が入ってこないか

・網戸の外れ止めが正しくついているか

・歩行時の床鳴り、たわみがないか

・床材の浮き、キズがないか

・傾きがないか

壁・天井 ・クロスの剥がれ・浮きがないか

・継目のズレがないか

・キズや汚れがないか

収納 ・扉がスムーズに開閉できるか、取っ手に緩みがないか

・棚板のガタつき・ズレがないか

・棚受けの欠損がないか

・汚れやキズがないか

コンセント・照明 ・位置と数が図面どおりか

・コンセントプレートが傾いていないか

・スイッチが正常に作動するか

・照明が正常に点灯するか

 

フローリングについても上を歩き回り、床鳴り(きしみ)や、極端な傾きがないかを確かめます。

壁や天井のクロスの継目が目立っていないか、剥がれや汚れがないかもよく確認します。キズを見つけたら、マスキングテープなどで印をつけておきましょう。

窓や網戸はすべて開け閉めを行い、スムーズに動くか、ロック(クレセント錠)がきつくないかをチェックします。

キッチンのチェックポイント

キッチンでチェックすべき項目は以下のとおりです。

キッチンの確認項目 チェック内容
水・給湯 ・蛇口の首振りがスムーズか
排水 ・排水トラップの接続不良がないか
収納 ・扉がスムーズに開閉できるか、取っ手に緩みがないか

・棚板のガタつき・ズレがないか

・棚受けの欠損がないか

・汚れやキズがないか

カウンター ・天板の欠け、割れ、色ムラがないか

・人工大理石のキズがないか

換気扇 ・動作時に異音がしないか

・吸引力、整流板の取り付けに問題がないか

・フィルターが適切に固定されているか

ガス・IH ・異音がないか

・操作パネルが適切に反応するか

食洗機 ・設置位置は指定通りか

・動作に問題がないか(可能な範囲で)

 

水道の蛇口をひねり、水の勢いや温度調節に問題がないか、また水を止めたときに水切れが良いかを確認します。

換気扇は実際にスイッチを入れ、吸い込みが弱くないか、異音がしないか確かめます。

浴室・洗面脱衣所のチェックポイント

浴室は水漏れや湿気によるトラブルが生じやすい場所のため、以下の項目を入念にチェックしましょう。

浴室・洗面脱衣所の確認項目 チェック内容
シャワー・カラン ・切り替えがスムーズか

・接続部から水漏れがないか

浴槽 ・キズ、汚れ、割れがないか

・エプロンがしっかり固定されているか

換気扇 ・動作音に異常がないか

・吸い込みが十分か

・フィルターの取り付けに問題がないか

ドア ・開閉がスムーズか

・パッキンに切れ・劣化がないか

・水漏れ跡がないか

洗面台 ・シンク下の配管に水漏れがないか
・水濡れ跡がないか

・床鳴り・沈みがないか

・キズや汚れ、カビなどがないか

壁・天井 ・パネルに浮き・隙間がないか

・コーキングの切れがないか

・汚れ・カビがないか

・湿気による膨れがないか

収納 ・棚板がガタつかないか

・扉の開閉が正常か

・内部が清潔か

照明 ・点灯が正常か

・器具のぐらつきがないか

洗濯パン ・排水がスムーズか

・ホース接続部から水漏れがないか

・傾きがないか

 

浴槽や洗い場の床、壁のタイルにひび割れがないか、コーキング(隙間を埋めるゴム状の材)が切れていないかをよく確認します。

洗面脱衣所では、洗面台の下の収納を開けて、配管からの水漏れや床板の濡れがないかをチェックします。

トイレのチェックポイント

トイレで確認すべき項目は以下のとおりです。

トイレの確認項目 チェック内容
便器 ・取り付けがガタついていないか

・傾きがないか

・割れや汚れがないか

・キズや汚れ・沈み込みがないか

・水漏れ跡がないか

壁・天井 ・クロスの継目がきれいか

・剥がれや汚れがないか

換気扇 ・吸い込みが十分か

・異音がないか

アクセサリー類 ・ペーパーホルダーやタオル掛けにガタつきがないか

 

トイレも実際に水を流して水量や流れ方に異常がないかを確認します。許可が得られれば、トイレットペーパーを少し流して詰まりそうな気配がないか見るのも効果的です。

便座の取り付けにガタつきがないかも手で触れて確かめてみましょう。

バルコニー・ベランダのチェックポイント

バルコニーは屋外にあるため、安全面と排水の確認が中心となります。主なチェック項目は以下のとおりです。

バルコニー・ベランダのチェック項目 チェック内容
手すり ・手で揺らしてぐらつきがないか

・固定金具が緩んでいないか

・塗装の剥がれや、サビ、変色がないか

床(防水仕上げ) ・防水シートに浮き・膨れがないか

・破れ、切れ、めくれがないか

・キズやへこみがないか

・排水方向(勾配)が適切か

排水溝(ドレン) ・排水口にゴミや落ち葉が詰まっていないか

・水がスムーズに流れるか(許可があれば実際に水を流す)

・周囲にひび割れや汚れがないか

仕切り板(隣戸とのパーテーション) ・破損やヒビがないか

・グラつきがないか

・避難経路として問題ないか

室外機スペース ・設置スペースが確保されているか

・排水ドレンの位置や水の流れに問題がないか

・周辺に汚れやキズがないか

 

手すりにぐらつきがないか、塗装の剥がれやサビがないかを確認しましょう。

床の防水シートに浮きや破れがないか、排水溝(ドレン)にゴミなどが詰まっていないかもよく確認することをおすすめします。

共用部分のチェックポイント

内覧会では、専有部分(自分の部屋)だけでなく、マンション全体の資産価値に関わる共用部分も確認するとよいでしょう。

共用部分のチェック項目 チェック内容
エントランス ・清掃が行き届いているか

・床や壁にひび割れや汚れがないか

・オートロックの開閉が正常か

共用廊下・階段 ・床の汚れやひび割れ、剥がれがないか

・手すりのぐらつきがないか

・照明が正常に点灯しているか

・防犯カメラが設置されているか、向きが適切か

郵便受け(メールボックス) ・スムーズに開閉できるか

・歪みやガタつきがないか

・ダイヤル式の場合、番号がズレていないか

宅配ボックス ・スムーズに開閉できるか

・画面の反応やボタン操作が正常か

・荷物の取り出しがスムーズか

ゴミ置き場 ・換気がしっかりしているか

・清掃状況は良いか

・分別表示が正しく行われているか

駐車場 ・契約区画が指示どおりの場所か

・利用しやすいスペースか(幅・高さ)

・天井の低さや柱の位置が支障になっていないか

・照明が機能しているか

駐輪場・バイク置場 ・ラックやスタンドが破損していないか

・共用通路を圧迫していないか

 

共用部分の不具合は、マンションの区分所有者のみでは直しにくいため、気になる点があれば管理会社や売主に早めに相談することが大切です。

新築マンションの内覧会の持ち物リスト

内覧会に何も持参しないと寸法の計測ができなかったり、細かいキズを見落としたりする可能性があるため、当日は以下を持参するとよいでしょう。

  • 間取り図のコピー・筆記用具:コンセントの位置確認や家具配置などのメモを書き込むために用いる
  • メジャー:カーテンや冷蔵庫置き場などのサイズを測定するために必要
  • 懐中電灯:収納の奥や洗面台の下など、照明が届きにくい暗い場所を照らして確認する際に用いる
  • スリッパ:足の汚れや冷えを防ぐのに役立つ
  • 水平器:床や壁が傾いていないかを確認するための道具
  • マスキングテープ:キズや汚れを見つけた際、目印として壁や床に貼るために使用する

上記を持参することで限られた時間内でより効率的に室内の確認や情報収集ができます。

スマートフォンがあれば、気になった箇所をカメラで撮影でき、懐中電灯の代わりとして使えるため、充電したうえで内覧会に参加するとよいでしょう。

まとめ

新築マンションの内覧会当日は、確認すべき項目をまとめてチェックリストを用意し、玄関や水回り、バルコニーなどを順番に点検しましょう。

キズや汚れのほか、気づきにくい床の傾きや、扉の開閉動作などの細かい部分も1つひとつ丁寧に確認することが大切です。

また、メジャーや懐中電灯などを持参すると、限られた時間内でより詳しくマンションの状態を調べられます。内覧会での丁寧な確認が、入居後の安心で快適な暮らしにつながるため、入念に準備して臨むことをおすすめします。

 

 

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