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2024/05/072024/05/07

マンションのモデルルームを見学するときのポイントと注意点を解説

写真:マンションのモデルルームを見学するときのポイントと注意点を解説
新築分譲マンションの購入を検討する際は、モデルルームを見学し、間取りや広さ、設備をよく確認することが重要です。

また、モデルルームを見ると、間取り図だけではわかりにくい生活動線や収納の多さなども確認できます。

本記事では、モデルルームを見学する流れや確認すべきポイントなどを解説します。

マンションのモデルルームの基礎知識

モデルルームとは、新築分譲マンションの住戸を再現した見本のことです。

マンションが完成前である場合、主に 建設予定地の近くに仮 設のモデルルームが設置されます。

仮設のモデルルームには、室内に家具や家電、カーテン、小物などが置かれているため、マンション入居後 の暮らしがイメージしやすいといえます。

また、完成したマンションの全体像を模型で確認することも可能です。

マンションがすでに完成している場合、建物内の 一室がモデルルームとして使用されるケースもあります。

建物 内にあるモデルルームであれば、入居後でなければわからない日当たりや風通し、聞こえてくる音、眺望なども確認が可能です。

 

モデルルームの見学後にマンションを買わないのはNG?

モデルルームは、マンションを購入する意思が固まっていない人でも見学できます。

マンションを買うべきか決めかねているのであれば、1度モデルルームを見学してみるのもおすすめの方法です。

実際にマンションの室内を見ることで、本当にマンションを買うべきかを判断しやすくなります。

また、間取りや広さ、立地などの希望条件がより明確になるかもしれません。

 

マンションのモデルルームを見学する流れ

マンションのモデルルームを見学する際の流れは、以下のとおりです。

  1. 見学するマンションを選ぶ
  2. 予約する
  3. 受付をする
  4. 見学をする
  5. 間取りプランや建設地などの説明を受ける
  6. 支払いのシミュレーションをしてもらう

1.見学するマンションを選ぶ

まずは、立地、 間取り、広さ、価格帯などの希望条件を決めて、モデルルームを見学するマンションの候補を選びましょう。

また、事前に気になるマンションの資料を請求してからモデルルームを見学するのもひとつの方法です。

資料をもとに、モデルルームの見学時に確認すべきポイントや、担当者に質問する内容などを事前に決めておくと、限られた時間でより多くの判断材料を得ることができます。

 

2.見学の予約をする

見学をするマンションが決まったら、インターネットや電話などで予約をします。

予約の際は、見学をする日時やモデルルームの場所、所要時間なども確認しておきましょう。

 

3.受付をする

予約の日時にモデルルームがある場所を訪問し、受付を済ませます。

受付の際は、アンケート用紙に氏名や現住所、家族構成、予算、希望の間取りなどを記入するのが一般的です。

見学の際は、担当者がアンケートの回答内容をもとに案内をしてくれます。

 

4.建設予定地や間取りプランなどの説明を受ける

受付を済ませたあとは、担当者から建物や周辺環境などの説明があります。

担当者が説明する主な内容は、次のとおりです。

  • マンションが建築される場所・総住戸数・総階数
  • マンションの周辺にある施設の種類や位置関係、距離
  • 間取りプランの種類や特徴 など

「早くモデルルームを見学したい」と思われるかもしれませんが、マンションに住み始めたあとの環境をより理解するためにも、担当者の説明をよく聞くことが大切です。

5.モデルルームを見学する

担当者からの説明を聞いたあとは、いよいよモデルルームの見学です。見学時間は、30分程度が目安です。

実際に住み始めたあとの生活をイメージしながら、間取りや部屋の広さ、家具・家電の設置場所などを確認していきましょう。

6.支払いのシミュレーションをしてもらう

見学が終わったあとは、必要に応じてマンションを購入したあとに支払う金額をシミュレーションしてもらえます。

住宅ローンの返済費や管理費、修繕積立金などがいくらかかるかをシミュレーションしてもらうことで、マンションが購入できるか判断しやすくなります。

 

 

マンションのモデルルームを見学する際のポイント

モデルルームをただ見て回るだけでは、マンションの購入を検討する際に必要な情報が得られないかもしれません。

そこで、ここではモデルルームを見学する際に確認しておきたいポイントを解説します。

 

間取り図だけではわからない点を確認する

モデルルームを見て回る際は、以下のような間取り図を見るだけではわかりにくい点を意識して確認するとよいでしょう。

  • 天井の高さ
  • 廊下の幅や収納スペースの広さは十分か
  • 各部屋のドアノブが子どもの頭に当たるような位置にないか
  • キッチンの冷蔵庫や食器棚が置くスペースの広さは十分か など

見学をして気が付いたことは、受け取った間取り図などにメモしておくとよいでしょう。

また、担当者の許可を得られるのであれば、カメラ撮影をしておくのもいいでしょ う。

実際に住むことを想像しながら見学する

モデルルームを見学する際は、実際に住むことを想像しながら、生活動線や家事動線をよく確認することが大切です。

玄関からリビング、各部屋から水回り(洗面所・浴室・トイレなど)、洗濯機の置き場所、バルコニー など、いろ いろと歩きまわり、動線に問題がないか確認してみましょう。

また、幼い子どもがいる世帯や、子育てをするためのマンションを探している夫婦世帯は、子どもを見失ってしまうような死角がないかを確認することも重要です。

キッチンの調理スペースから周囲を見渡したり、子どもの目線で隠れることができそうな場所を探したりして、死角の有無や位置を確認しましょう。

 

複数のモデルルームを見学する

マンションの購入を検討する際は、複数の モデルルームを見学するとよいでしょう。

いくつかのモデルルームを見学して比較することで、自分自身や家族の希望に合ったマンションを選びやすくなります。

 

立地や周辺環境も確認する

モデルルームを見学する際は、次のような公共施設や商業施設との距離と位置関係、経路などを確認しておきましょう。

 

  • 最寄りの駅やバス停
  • スーパーやショッピングモール、コンビニなどの商業施設
  • 病院や公園、保育園、学校などの公共施設 など

 

立地や周辺環境をより把握するためには、担当者からの説明を聞くことに加え、マンションの周辺を歩いてみることをおすすめします。

 

マンションの規模や設備なども確認する

マンションの室内だけでなく、建物の規模や設備、機能も、購入を検討する際の重要な判断材料となります。

見学の際は、担当者の説明や受け取った資料で、以下についても確認しておきましょう。

  • マンションの総戸数・総階数
  • 構造・耐震性能
  • 駐車場や駐輪場の種類や台数
  • 共用施設(宅配ボックス・ゴミステーション・キッズルーム・ゲストルームなど)の有無や種類
  • セキュリティ機能(防犯カメラ・オートロック) など

不明点は積極的に担当者に質問する

モデルルームの見学中に、疑問に感じたことやわからないことがあるときは、担当者に質問しましょう。

疑問点や不明点が解消されるだけでなく、モデルルームを見学したり資料を読んだりするだけではわからない情報を得られることがあります。

 

マンションのモデルルームを見学する際の注意点

マンションのモデルルームを見学する際の主な注意点は、以下のとおりです。

  • 基本的には事前に予約してから見学する
  • 設備や内装などが標準仕様でないことがある
  • 見学できない間取りプランがある

 

基本的には事前に予約してから見学する

モデルルームの見学は、予約をしている人が優先です。

予約なしでモデルルームを訪れると、すでに他の人が見学をしている場合、順番が来るまで待たなければなりません。

見学者が多くなりやすい土日祝は、長時間待たされたり、見学時間が短くなったりする可能性が高くなります

モデルルームを見学する場合は、事前に予約をしておきましょう。

 

設備や内装などが標準仕様ではないことがある

モデルルームの壁材や床材、設備などは、一部が有料のオプション仕様となっている場合があります。

気に入った内装や設備があるときは、それが標準仕様とオプション仕様のどちらなのかをよく確認しましょう。

 

見学できない間取りプランがある

一般的に新築分譲マンションは、同じ建物内に室数や部屋のレイアウト、広さ、価格などが異なるさまざまな間取りプランが用意されています。

しかし、モデルルームで見学できるのは、いくつかある間取りプランの1つや2つに絞られているケースがほとんどです。

そのため、希望する間取りプランの部屋を見学できるとは限りません。

モデルルームを見学する際は、希望している間取りプランと異なる点を間取り図で見比べておくとよいでしょう。

 

時間帯や曜日でマンションの印象が変わることがある

同じ部屋でも時間帯や曜日などで、日当たりや交通量、近隣住民の行動などが変化するため、印象や住環境が異なることがあります。

気になるマンションのモデルルームが完成した建物内 にある場合は、時間帯や曜日を変えて、2回以上見学するのもひとつの方法です。

 

【まとめ】マンション選びの際はモデルルームを活用しよう

マンションのモデルルームであれば、間取りや広さ、設備だけでなく、図面では分からない点や、生活動線・家事動線なども確認できます。

新築分譲マンションの購入を考えているのであれば、希望条件を考えて候補を絞り込み、事前に予約のうえモデルルームを見学するとよいでしょう。

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