マンション選びはエントランスにも注目!デザインや設備のポイントも解説
目次
モデルルームとは、新築分譲マンションの住戸を再現した見本のことです。
マンションが完成前である場合、主に 建設予定地の近くに仮 設のモデルルームが設置されます。
仮設のモデルルームには、室内に家具や家電、カーテン、小物などが置かれているため、マンション入居後 の暮らしがイメージしやすいといえます。
また、完成したマンションの全体像を模型で確認することも可能です。
マンションがすでに完成している場合、建物内の 一室がモデルルームとして使用されるケースもあります。
建物 内にあるモデルルームであれば、入居後でなければわからない日当たりや風通し、聞こえてくる音、眺望なども確認が可能です。
モデルルームは、マンションを購入する意思が固まっていない人でも見学できます。
マンションを買うべきか決めかねているのであれば、1度モデルルームを見学してみるのもおすすめの方法です。
実際にマンションの室内を見ることで、本当にマンションを買うべきかを判断しやすくなります。
また、間取りや広さ、立地などの希望条件がより明確になるかもしれません。
マンションのモデルルームを見学する際の流れは、以下のとおりです。
まずは、立地、 間取り、広さ、価格帯などの希望条件を決めて、モデルルームを見学するマンションの候補を選びましょう。
また、事前に気になるマンションの資料を請求してからモデルルームを見学するのもひとつの方法です。
資料をもとに、モデルルームの見学時に確認すべきポイントや、担当者に質問する内容などを事前に決めておくと、限られた時間でより多くの判断材料を得ることができます。
見学をするマンションが決まったら、インターネットや電話などで予約をします。
予約の際は、見学をする日時やモデルルームの場所、所要時間なども確認しておきましょう。
予約の日時にモデルルームがある場所を訪問し、受付を済ませます。
受付の際は、アンケート用紙に氏名や現住所、家族構成、予算、希望の間取りなどを記入するのが一般的です。
見学の際は、担当者がアンケートの回答内容をもとに案内をしてくれます。
受付を済ませたあとは、担当者から建物や周辺環境などの説明があります。
担当者が説明する主な内容は、次のとおりです。
「早くモデルルームを見学したい」と思われるかもしれませんが、マンションに住み始めたあとの環境をより理解するためにも、担当者の説明をよく聞くことが大切です。
担当者からの説明を聞いたあとは、いよいよモデルルームの見学です。見学時間は、30分程度が目安です。
実際に住み始めたあとの生活をイメージしながら、間取りや部屋の広さ、家具・家電の設置場所などを確認していきましょう。
見学が終わったあとは、必要に応じてマンションを購入したあとに支払う金額をシミュレーションしてもらえます。
住宅ローンの返済費や管理費、修繕積立金などがいくらかかるかをシミュレーションしてもらうことで、マンションが購入できるか判断しやすくなります。
モデルルームをただ見て回るだけでは、マンションの購入を検討する際に必要な情報が得られないかもしれません。
そこで、ここではモデルルームを見学する際に確認しておきたいポイントを解説します。
モデルルームを見て回る際は、以下のような間取り図を見るだけではわかりにくい点を意識して確認するとよいでしょう。
見学をして気が付いたことは、受け取った間取り図などにメモしておくとよいでしょう。
また、担当者の許可を得られるのであれば、カメラ撮影をしておくのもいいでしょ う。
モデルルームを見学する際は、実際に住むことを想像しながら、生活動線や家事動線をよく確認することが大切です。
玄関からリビング、各部屋から水回り(洗面所・浴室・トイレなど)、洗濯機の置き場所、バルコニー など、いろ いろと歩きまわり、動線に問題がないか確認してみましょう。
また、幼い子どもがいる世帯や、子育てをするためのマンションを探している夫婦世帯は、子どもを見失ってしまうような死角がないかを確認することも重要です。
キッチンの調理スペースから周囲を見渡したり、子どもの目線で隠れることができそうな場所を探したりして、死角の有無や位置を確認しましょう。
マンションの購入を検討する際は、複数の モデルルームを見学するとよいでしょう。
いくつかのモデルルームを見学して比較することで、自分自身や家族の希望に合ったマンションを選びやすくなります。
モデルルームを見学する際は、次のような公共施設や商業施設との距離と位置関係、経路などを確認しておきましょう。
立地や周辺環境をより把握するためには、担当者からの説明を聞くことに加え、マンションの周辺を歩いてみることをおすすめします。
マンションの室内だけでなく、建物の規模や設備、機能も、購入を検討する際の重要な判断材料となります。
見学の際は、担当者の説明や受け取った資料で、以下についても確認しておきましょう。
モデルルームの見学中に、疑問に感じたことやわからないことがあるときは、担当者に質問しましょう。
疑問点や不明点が解消されるだけでなく、モデルルームを見学したり資料を読んだりするだけではわからない情報を得られることがあります。
マンションのモデルルームを見学する際の主な注意点は、以下のとおりです。
モデルルームの見学は、予約をしている人が優先です。
予約なしでモデルルームを訪れると、すでに他の人が見学をしている場合、順番が来るまで待たなければなりません。
見学者が多くなりやすい土日祝は、長時間待たされたり、見学時間が短くなったりする可能性が高くなります
モデルルームを見学する場合は、事前に予約をしておきましょう。
モデルルームの壁材や床材、設備などは、一部が有料のオプション仕様となっている場合があります。
気に入った内装や設備があるときは、それが標準仕様とオプション仕様のどちらなのかをよく確認しましょう。
一般的に新築分譲マンションは、同じ建物内に室数や部屋のレイアウト、広さ、価格などが異なるさまざまな間取りプランが用意されています。
しかし、モデルルームで見学できるのは、いくつかある間取りプランの1つや2つに絞られているケースがほとんどです。
そのため、希望する間取りプランの部屋を見学できるとは限りません。
モデルルームを見学する際は、希望している間取りプランと異なる点を間取り図で見比べておくとよいでしょう。
同じ部屋でも時間帯や曜日などで、日当たりや交通量、近隣住民の行動などが変化するため、印象や住環境が異なることがあります。
気になるマンションのモデルルームが完成した建物内 にある場合は、時間帯や曜日を変えて、2回以上見学するのもひとつの方法です。
マンションのモデルルームであれば、間取りや広さ、設備だけでなく、図面では分からない点や、生活動線・家事動線なども確認できます。
新築分譲マンションの購入を考えているのであれば、希望条件を考えて候補を絞り込み、事前に予約のうえモデルルームを見学するとよいでしょう。