マンション購入者の平均年齢とは?年齢層別のメリット・デメリットも解説
目次
マンション購入における失敗を防ぐポイントは、以下の6つです。
マンションを購入する際は、室内だけでなく建物の周辺にある施設や環境をリサーチしましょう。
例えば、近くにスーパーやコンビニ、ドラッグストアなどがあると、食料品や日用品などを調達しやすいため生活が便利になります。
子育てに適した環境を希望している方は、学校や公園、図書館などが近くにあるマンションを探すと良いでしょう。
子どもが小さい場合は、マンション周辺にある保育園の空き状況を確認するのも大切です。
また病院が近くにあると、病気やけがをした際、すぐに看てもらえます。
子どもが独立したあと夫婦2人で暮らせるマンションを探している方は、近くに病院やクリニックがあるか確認すると良いでしょう。
お部屋を内見する際に、物件の周囲を歩いたり車で走行したりすると、マンションの周辺環境を把握しやすいです。
また不動産会社の担当者や市町村役場の担当者に、検討しているマンション周辺に建つ予定の建物・施設を確認するのも有効です。
お部屋の間取りや設備は、現在の状況だけでなく将来の生活も考慮して選びましょう。
マンションの購入当初は、間取りや設備が暮らしに合っていたとしても、購入から10年や20年が経過すると生活スタイルも大きく変わります。
例えば購入後に子どもの人数が増えると、お部屋が手狭に感じたり、収納スペースが不足したりする場合があります。
また購入後に、転勤による引越しが発生する可能性がある場合、資産価値が低下しにくいマンションを選ばないと売却後に残債を抱えてしまうかもしれません。
こうした失敗を防ぐためには、購入後に家族構成やライフスタイルが変わる可能性がないか考えたうえで、お部屋を探すと良いでしょう。
一般的にマンションの価格は高いため、多くの方が住宅ローンを組んで購入します。
2021年6月現在、日本は低金利の状態が続いており、住宅ローンの金利は史上最低ともいえる値です。
また頭金を準備せずとも、住宅購入資金のすべてをローンで賄うことも可能です。
しかし住宅ローンの借入額が増えると、毎月の返済額や利息額も増えてしまいます。
購入当初は問題なく返済できる額であったとしても、転職や退職などの理由で収入が低下すると、返済が苦しくなるかもしれません。
ボーナス返済を利用していた場合、会社の業績や景気の悪化によってボーナスが減額されると、返済はさらに苦しくなるでしょう。
他にも、子どもの進学によって教育費が増加すると、ローンの返済負担が家計を圧迫しやすくなります。
住宅ローンの返済期間は、20年や30年など長期間にわたるのが一般的です。
後のライフプランをもとに最後まで返済できる計画を立てたうえで、慎重に借入額を決めましょう。
管理費とは、マンションを維持・管理するために入居者から徴収する金銭です。
修繕積立金は、建物や設備などの修繕・交換に備えて積み立てる金銭を指します。
マンションを購入したあとは、管理費や修繕積立金を毎月支払うケースがほとんどです。
管理費や修繕積立金の支払いを視野に入れず、住宅ローンの返済額だけで資金計画を立ててしまうと、想像以上に月の負担が大きくなってしまいます。
その結果、返済が苦しくなる可能性もあるでしょう。
また修繕積立金が、段階的に上昇するマンションも珍しくありません。
マンションを選ぶ際は、長期修繕計画を閲覧し「大規模修繕に向けた積み立てができるのか」「修繕積立金が値上がりしないか」などを確認しましょう。
「マンションは管理を買え」といわれるほど、マンション選びにおいて管理体制の確認は重要です。
管理会社や管理組合が、きちんと機能しているか確認しましょう。
管理体制が不十分であるマンションは、共用部分の清掃が行き届いておらず快適に暮らせないかもしれません。
また迷惑行為やクレームへの対応が疎かであり、不満を抱えながらの生活となる可能性もあります。
マンションの管理状況は、共用部分の清掃状態や掲示板などをチェックすると把握しやすいです。
共用部分や掲示板がきれいな状態であると、管理が行き届いている可能性が高いでしょう。
またマンションの管理人と会話したり、過去の総会稟議書や議事録などを確認したりするのも、管理状況の把握に有効な手段です。
入居者の年齢層や家族構成の傾向を調べると、ご自身や家族にとって住みやすいマンションなのかを判断しやすくなります。
例えば、子育て世帯が多数入居しているマンションは、子どもの声や生活音に寛容である場合が多く、トラブルが発生しにくいと考えられます。
また子ども同士や親同士で友人関係を築きやすいのも、子育て世帯が多数入居するマンションを選ぶメリットです。
マンションを購入する際は、住民の年齢層や家族構成などを不動産会社に聞いてみると良いでしょう。
新築マンションと異なり、中古マンションは築年数が経過しているため、特有の注意点があります。
そのため中古マンション購入の失敗を防ぐためには、ご紹介した6つのポイントに加えて以下の2点もチェックしましょう。
中古マンションを購入してリフォーム・リノベーションをすると、ご自身や家族の希望する間取り・立地の物件を、新築マンションよりも手頃な価格で入手しやすいです。
しかしリフォームやリノベーションでは、工事が開始されたあとにマンションの躯体部分に修繕が必要な箇所が見つかり、工事費用が追加でかかることもあります。
追加費用の発生によって予算オーバーしてしまうと、工事計画の見直しが必要になるかもしれません
リフォームやリノベーションを検討している方は、施工実績が豊富な不動産会社を探し見積もりを作成してもらったうえで、予算を立てると良いでしょう。
ホームインスペクションとは、住宅の構造に精通した専門家による建物状況調査です。
中古マンションは、躯体部分や給排水管など目に見えない部分の劣化が進んでいる可能性があります。
ホームインスペクションを依頼すると、住宅診断士が目に見えない部分も含めて客観的に調査し、アドバイスをしてくれます。
またリフォームやリノベーション費用について、より正確な見積りを作成しやすくなるのもホームインスペクションを受けるメリットです。
不動産会社によっては、無料でインスペクションを実施しています。
インスペクションサービスの有無を、不動産会社を選ぶ際の判断基準にするのも方法の1つです。
マンションを選ぶ際は、スーパーやコンビニ、病院、学校などの位置関係や周辺環境を徹底的にリサーチすると良いでしょう。
またお部屋の間取りや設備は、今後の生活にも合うかどうかを考えて選ぶことが大切です。
住宅ローンを借入れる場合は、今後のライフプランをもとに完済できる返済計画を立てましょう。
加えて管理会社や管理組合、マンションの住人などを事前にチェックしておくと、購入後に快適に暮らせる可能性が高まります。
中古マンションを購入しリフォームやリノベーションをする場合、施行が開始されたあとに新たな修繕箇所が発覚する場合がある点に注意が必要です。
リフォームやリノベーションの施工実績が豊富な業者を探し、必要に応じてホームインスペクションを実施すると失敗を防げるでしょう。